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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の分類と病態
閉塞型睡眠時無呼吸症候群
(Obstructive Sleep Apnea
Syndrome=OSAS)
胸部や腹部の呼吸運動は行われているにもかかわらす、上気道の閉塞のために鼻、口での呼吸がなく無呼吸となるものです。胸部と腹部の動きが、互いに逆になるという奇異引導を示します。
OSASは、呼吸中枢は正常に働いているのに対して、睡眠に伴い上気道が閉塞し、舌根沈下が起こっています。呼吸再開時に、大きないびきを伴うのが特徴です。1つの無呼吸イベントが中枢型無呼吸で始まり、後半に閉塞型無呼吸に移行する混合型睡眠時無呼吸は、閉塞型の一部と考えられています。
中枢型睡眠時無呼吸症候群
(Central Sleep Apnea
Syndrome=CSAS)
肺、胸郭、呼吸筋、末梢神経に異常がなく、中枢神経系の疾患により呼吸制御系が障害された場合や、呼吸中枢の機能異常により、REM期を中心とした睡眠中に、呼吸筋への刺激が消失して無呼吸となります。
脳疾患患者や心不全患者に高率にみられる異常呼吸(チェーンストークス呼吸)は、中枢型に分類されます。
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OSASについて
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無呼吸の発生
無呼吸・低呼吸は、上気道、すなわち咽頭もしくは咽頭周囲の閉塞により起こります。その閉塞の原因は、肥満に伴う上気道南部組織への脂肪沈着、偏桃肥大、巨舌症、鼻中隔彎曲症、アデノイド、小顎症などの形態的異常と上気道筋の活動度の低下などによる機能的異常に分けられます。
上気道閉塞が繰り返し発現し、結果として呼吸調整系の安定性が低下してOSASが増悪すると考えられています。OSASによってガス交換障害が起こり、著しい低酸素血症が出現します。同時に高二酸化炭素血症も出現し、循環系へ悪影響を及ぼし、高血圧や糖尿病といった合併症の原因となります。気道の閉塞に対し、吸気を行おうと呼吸筋が強く収縮するために、胸腔内が強い陰圧にさらされ左心への負担が増します。入眠→無呼吸→中途覚醒→呼吸再開→再睡眠を一晩に何回も繰り返すため、深い睡眠が得られず、OSAS患者は日中傾眠を訴え、さらに、断眠は精神、神経機能にも悪影響を与えると考えられています。
とくに肥満者では、呼吸再開時に著名ないびきを伴うことがあり、いびきの常習者で日中の眠気がある場合は、OSASの疑いがあります。
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重症度の分類
一晩7時間の睡眠中に30回以上の無呼吸(10秒以上の呼吸気流の停止)があり、そのいくつかはnon-REM期にも出現するもの。 AI(無呼吸指数:睡眠1時間あたりの無呼吸の回数)≧5。
※non-REM期 :深い眠りについている時間
軽 症 5(10)≦AHI<15
中等症 15≦AHI<30
重 症 30≦AHI
AHI=(無呼吸低呼吸指数):換気の明らかな低下に、動脈血酸素飽和度(SpO2)の3ないし4%以上の低下、若しくは覚醒を伴うものを低呼吸(Hypopnea)と一般に定義し、睡眠1時間あたりの、無呼吸と低呼吸の合計の回数。 |
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外来(問診)
睡眠時無呼吸症候群を診断するために医師による問診を行います。
生活習慣、眠気の程度などについてお聞きします。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、終夜検査を行います。
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検 査
簡易検査
夜間睡眠中の呼吸状態を測る検査を行います。簡易的に検査を行う必要がある場合や緊急性のある場合に簡易検査を行います。場合によってはご自宅で検査をする場合もあります。「保険適用となります。」
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睡眠ポリグラフィー検査
睡眠の状態を全体的に調べる検査です。簡易検査項目に加えて、脳波・心電図・胸部の動きや血中の酸素量などを測定することで、睡眠の深さ、睡眠の分断化や覚醒反応の有無、睡眠構築、睡眠効率などを呼吸状態と合わせて算出します。装着は、一晩入院していただき睡眠中のデータを検査します。 |
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治 療
簡易検査、睡眠ポリグラフィー検査で睡眠時無呼吸症候群と診断された場合の治療は、生活習慣に関する指導と、内科的治療、外科的治療、歯科装具に大別できます。
当院では、内科的治療を行なっております。
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●CPAP療法
CPAP療法は1981年にC.E.Sullivanらによって開発されたSAS治療法です。劇的な効果が得られ、その後、アメリカなどでの大規模試験によって安全性や合併症改善予防効果が立証され、現在ではOSAS治療の第一選択として中等〜重症OSASの治療に用いられています。
CPAP本体からエアチューブ、鼻マスクを介して、あらかじめ設定した陽圧を気道へ送り、起動を常に陽圧に保つことにより、気道の閉塞を防ぐ、いわば「空気の添え木」のような役割を果たします。CPAP治療対象患者様は、就寝時に右図のようにCPAPを装着して治療を行います。
CPAP治療は、対症療法であり、治療を中止すると元に戻ります。また保険診療で使用する場合には、月に一回の受診をしていただきます。 |
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| ■CPAPを装着しての治療 |
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お問合せは、お気軽に下記までお問合せください。
〒090-0045 北海道北見市北5条西1丁目6番地
北見北斗病院(キタミホクトビョウイン)
電話 0157-23-3225(代)
ファックス 0157-23-3113
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